アフリカ最大の滝を後にし、次に向かったのはサファリを格安で満喫できると有名な国。
ビクトリアの滝からボツワナのカサネ
昼の12時ごろにShoestrings Backpackersを出発し、近くのガソリンスタンドで給油した後、いざボツワナの国境へ。道中、運転手が私たちに確認なくヒッチハイクをしていた軍人を乗せるという出来事があったが、運転手曰くボツワナでは軍人をタダで乗せてあげるのは普通とのこと。国境までの道には、実際たくさんの軍人がヒッチハイクをしていた。リビングストンの町から国境までの途中に町や村は無かったが、道は最初から最後まで綺麗に舗装されていて、快適に移動することができた。国境までの移動中は常に緑に囲まれていて、野生動物を見ることはなかったものの、気分はサファリのゲームドライブ。運転手によると、実際に野生動物が姿を見せることもよくあるらしい。
国境に近ずくにつれ、木陰に腰掛ける警察官を見かけるようになった。その内の一人にタクシーを停められ、運転手に現地の言葉で話しかけた。何を話しているのかは全く分からなかったが、後に運転手が無登録のタクシー(黄色いナンバープレートでない)ということで20米ドルの罰金を取られたとのこと。面白いことに、警察官は罰金のみでそのまま運転手が私たちを国境まで送り届けるのを許してくれた。何もない所で降ろされることなく、無事に国境まで行くことができラッキーだった。
午後1時半ごろにジンバブエ側の国境に到着し、並ぶことなく通過。ジンバブエとボツワナの税関の間には距離があり、炎天下の中荷物を背負って10分程歩く必要があった。ジンバブエ側同様、ボツワナの税関もスムーズに通過できた。ボツワナ側の国境職員はとても親切で、パスポートを見るなり、日本語で歓迎をしてくれた。職員の人によると、近くのカサネ(Kasane)という町までのタクシーがいつも税関の外で待機しているとのこと。しかし、私たちが税関を通過した午後1時50分ごろには、人も少なかったためか、タクシーが一台もいなかった。タクシーを待っていると、税関職員の女性が気にかけ話しかけに来てくれた。彼女曰く、カサネまでは距離もあり、道中ライオンを含む肉食動物がいる可能性もあるとのことで歩くことは断念。幸いにも、2人のジンバブエ人がボツワナまで仕事に行くところらしく、タクシーを呼んでカサネまで同乗させてくれた。
カサネ
タクシーに揺られること15分、レストランや店の集まるカサネの中心と思われる場所に着いた。タクシーを降りたのは大型のスーパー、レストラン、銀行などが集まる一角で、地元の人や観光客(主にヨーロッパ系)がたくさんいた。。お腹が空いていたので、KFC(アフリカで初めて見た有名ファーストフードチェーン)向かいにあるレストランで昼食をとった後に、少しエリアを散策した。チョベ国立公園が有名な観光地のせいか、レストランや観光客にとって必要なものは高かった。また昼食に入ったレストランではオーダーをしてから、料理が出てくりまで待たされること40分。味は悪くなかったけど、値段と待たされすぎたせいか、あまり印象は良くなかった。
昼食後の散策中、ツアー会社が数件あったため、チョベ国立公園のサファリツアーの情報収集。レストラン前にあったツアー会社の人はすごい親身にサファリの情報をくれた。その上、チョベサファリロッジに留まるためにテントや寝袋を探していると言ったら、買い出しに行けるようにタクシーの手配までしてくれた。タクシーの運転手も納得いく物が見つかるまで数件の店を回ってくれ、最終的には中古で少し壊れたテントと寝袋を見つけることができた。
キャンプ道具購入後、日本人ということで、運転手にナビゲーションの操作方法を教えてくれと頼まれた。タクシーが日本車ということもあり、音楽機器もナビゲーションも日本語。残念ながら、ナビゲーションは日本国内にしか対応していなかったので、役には立てなかったけど、ボツワナ現地の人とのやりとりができた楽しいひと時だった。その後、チョベサファリロッジまで送り届けてくれた頃には夕方の4時を回っていた。
ロッジの受付でキャンプサイトの空きの確認をするも、無いとのこと。しかし、後になって一つに空きがあることが分かったらしく、ラッキーにも2泊泊まれることになった。キャンプサイトに着いた時には日が落ち始めていたので、急いで買ったばかりのテントを張る。その後ロッジ内のツアーオフィスが6時に閉まるとのことで、翌日のツアーの予約に向かった。
情報
宿泊施設
チョベサファリロッジ
ロッジの詳細は、Inexpensive Safaris in Chobe National Park and Gorgeous Lodge with tight budgetを参照。
交通機関
ボツワナのタクシー
Shoestrings Backpackersからジンバブエ側の国境まで
ビクトリアの滝国立公園まで送ってくれたタクシー運転手とボツワナに行く予定を話したら、送ってあげると言ってくれた。
乗車時間:1時間
料金:50米ドル/片道
カサネでのタクシー(中心地から数件店を回った後にチョベサファリロッジまで)
カサネの中心地にあるツアー会社の人が手配してくれた(おそらく友達のタクシー運転手)。
乗車時間:10分弱(中心地からチョベサファリロッジまで)
*中心地から買い物の後、チョベサファリロッジに着くまでは、おそらく合計で1時間ぐらい。買い物の際にもいろいろと助けてくれた。
料金:100BWP/片道
食事 / レストラン
カサネの中心地のレストラン
ショッピングエリアの一角にはKFC(アフリカで初めて見たファーストフードチェーン)と地元のレストランがあった。カサネの地元のレストランは値段が高く、上の写真の2品で1,430円ぐらい(1BWP=10.3円換算)かかった…。味は悪くなかったが、料理が出てくるまでが非常に遅いのと値段が高いので、あまりおすすめではない。