ナミブ＝ナウクルフト国立公園からウィントフックの帰路

世界最古の砂漠の景色を十二分に堪能した後、ナミビアの首都ウィントフックへの帰路へと着いた。ナミビアでの時間の終わりももうすぐ。

ナミブ＝ナウクルフト国立公園からウィントフック

ナミブ＝ナウクルフト国立公園から出発する前に、公園入り口前にあるEugenガソリンスタンドでガソリンとタイヤの空気を補充。Googleマップによると4時間でウィントフックに着く予定だったが、途中景色を眺めるために休憩したりしたため、結局5時間以上もかかった。

ウィントフックまでの道はD826に始まり、C19, C14, D1275, D1261, C24を経て、最終的に舗装された高速道路B1になった。B1とD1275の一部以外はすべて未舗装。しかし、すでに未舗装の運転も慣れたもの（そういう時が一番危ないが）。D1275の唯一舗装されていた箇所はSpreetshoogte Passと呼ばれ、とても急な上り坂だった。私たちのレンタカーは四輪駆動ではなかったため、最後まで登りきれるか不安になったほど。

無事上何事もなく登り切ると、後ろに広がっていたのは地平線まで続く乾いた広大な土地。あまりに綺麗な景色だったため、車を道の横に停めて休憩することに。

急斜面を登り終えた後のD1275はまた未舗装。あまりの急な上り坂だったため、同じ傾斜の下りなら間違いなく下れない。幸い無駄な心配に終わり、ウィントフックまで急な下り坂に出くわすことはなかった。ウィントフックまであと1時間になった頃にB1が現れ、オスロードの運転に終わった。

ウィントフック

ウィントフックはナミビア共和国の首都にして、最大の都市。街は最近開発されたばかりのようにきれいで、今まで訪れた他のアフリカの町や都市よりも街らしかった。

泊まったProtea Hotelホテルの周辺には政府系や企業のオフィスビルが多くあり、レストランや店も数件。道もきれいで維持管理がしっかりとされている印象。ホテルやレストラン周辺では外国からのビジネスマンや観光客を見かけたが、通勤時間以外は外で人を見ることがほとんどなかった。街は比較的安全に見えたが、道に人が少ないので観光客としては、気をつけるに越したことなはい。

夕食の時間になり、ホテルの受付でオススメのレストランを聞いたところ、Joe’s Beer Houseをオススメされた。地元の人が行くレストランでオススメを聞いたはずが、レストランでは客のほとんどが観光客のような身なりで地元の人とみられるような人は皆無だった。

（木曜日の夜に）予約なしで行くも、待つことなくテーブルに案内されたので、そのままJoe’s Beer Houseで夕食を食べることに。メニューには欧米の料理がたくさん並んでいた。また、そのメニューの1ページに「ゲームミート」の文字を発見。迷うことなくゲームミート（ジビエのナミビア版？）のBBQを注文することに。またカレー風味のサラダも一緒に注文。

エトーシャ国立公園でサファリを楽しんでいた時に見た動物たちの肉が、いい具合に焼かれた状態で皿の上に並んでいるのは興味深い経験だった。正直味はあまり良くなく、BBQのソースも一種類だけ。5種類の肉（スプリングボック、オリックス、シマウマ、クロコダイル、クーズー）はシンプルなBBQで味付けもされておらず、食感のみが違うだけですべて同じ味だった。

ナミビアでの最後の体験は目で見て楽しんだ動物たちを舌で味わうこと。もしナミビアに戻ってきたとしても、もう2度とゲームミートを食べることはないと思うが、間違いなく貴重な経験になった。味わうことで、ナミビアの醍醐味の一つ野生動物を五感すべてを使って感じることができた。

情報

宿泊施設

Protea Hotel Windhoek Thuringerhof

料金: 6,000マリオットポイント

チェックアウト: 10:00am

WiFi: 有。部屋でも繋がるが、遅い。

アメニティー: 有り

食事: マリオットのゴールド会員以上であれば、ビュッフェ形式の朝食が含まれる。

3つ星ホテル。家具は古かったが、部屋はきれい。バスルームには小さな浴槽もある。マリオットのゴールド会員以上であれば、事前にフルーツを無料で部屋に用意していてくれる。

食事 / レストラン

Joe’s Beer House

料金: ゲームミートのBBQ、鶏肉とエビのカレー風味サラダの2つを注文して、292 NAD。

ホテルの受付で地元の人が行くレストランでオススメを聞いた結果、このレストランを教えてもらった。ホテルから歩いて15分ぐらいの距離。思っていたレストランの正反対で、外国からの観光客で溢れていた。

観光客相手のためか、メニューにはサラダ、ステーキ、パスタなど欧米の料理が多い。ゲームミートのBBQとカレー風味サラダを注文した。ゲームミートのBBQは5種類の動物の肉（スプリングボック、オリックス、シマウマ、クロコダイル、クーズー）を金串にさしてグリルされたもの。特に味付けをされている様子もなく、ソースが1つ一緒に出されたのみだった。肉に味が無く、ソースも一つだったので、食感が違うのみですべて同じ味。食感はどれも牛肉よりは硬かった。カレー風味のサラダの味は悪くなかった。

観光客向けのレストランでゲームミートを食べられたのは良い経験だった。しかし、ナミビアに戻ってきても、もうJoe’s Beer Houseに来ることはないと思う。味は悪くないが、ナミビアに来てまで、欧米の料理を食べたいと思わないのが理由。