星の王子さまに出てくるバオバブの木の並ぶ街道に固有の進化を遂げた動物たち。映画「マダガスカル」の舞台にもなった世界最貧国の一つと称される国。観光インフラは整っているとは言い難いが、それでも旅行者を引きつけるには十分すぎる数々のものがそこにはあった。
ビザ
日本人とアメリカ人ともにアライバルビザで入国可。
詳細な旅程
12月23日 昼 | アンタナナリボ(Antananarivo)の空港に到着 |
夜 | アンタナナリボにあるホステルにて宿泊 |
12月24日 朝 | アンタナナリボを散策 |
昼 | モロンダバ(Morondava)行きのバスを探す |
夜 | アンタナナリボにあるホステルにて宿泊 |
12月25日 朝 | アンタナナリボを散策 |
昼 | モロンダバへ移動 |
夜 | モロンダバへ移動(バスで寝る) |
12月26日 朝 | モロンダバ散策 |
昼 | モロンダバ散策 |
夜 | モロンダバにあるホステルで宿泊(熱中症と格闘) |
12月27日 朝 | ツアー:バオバブ街道で日の出 |
昼 | ツアー:キリンディ森林保護区 |
夜 | ツアー:バオバブ街道で日の入 |
12月28日 朝 | アンタナナリボへ移動 |
昼 | アンタナナリボへ移動 |
夜 | アンタナナリボへ移動 |
12月29日 朝 | アンタナナリボにあるホステルで休憩 |
昼 | アンタナナリボを散策 |
夜 | アンタナナリボにあるホステルにて宿泊 |
12月30日 朝 | アンタナナリボを散策 |
昼 | アンタナナリボを散策 |
夜 | アンタナナリボにあるホステルにて宿泊 |
12月31日 朝 | アンタナナリボを散策 |
昼 | アンタナナリボ(Antananarivo)の空港を出発 |
旅費
8日間の滞在中にかかった費用の合計は2人で1,473,310アリアリ。日本円(1アリアリ=0.0303円換算)では¥48,626。各出費の分類ごとの集計は以下。
マダガスカル
8日間滞在:為替:1アリアリ = 0.0303円
分類 | 現地通貨 | 日本円 | 円(日平均/人) |
観光 | 350,000 | 11,552 | 722 |
食 | 319,934 | 10,559 | 660 |
宿泊 | 341,936 | 11,285 | 706 |
交通 | 247,300 | 8,162 | 511 |
ビザ | 200,040 | 6,602 | 413 |
他 | 14,100 | 466 | 29 |
合計 | 1,473,310 | 48,626 | 3,041 |
観光
観光費はモロンダバ(Morondava)でバオバブ街道とキリンディ森林保護区の1日ツアー。バオバブ街道で朝陽を見てから、キリンディ森林保護区に移動して、夕日のためにまたバオバブ街道に戻るツアー。ツアー自体が280,000アリアリでキリンディ森林保護区の入園料で別途70,000アリアリ。
食
平均すると1人1食200円ちょっと。今までのアフリカの国と比べても格安。しかし、元フランス統治にあったこともあり、味も今までと比べて断然おいしい。長距離移動の時はパンをつまんだりとしっかりと食事をすることができなかった。しかし、クリスマスの時期ということもあり、首都アンタナナリボ(Antananarivo)で高級なレストランにも行った。早めのクリスマスディナーを食べに行って、前菜、メイン、デザートと2人それぞれが頼んで、チップ込みで35,000アリアリ(=1,156円)。
他にも観光客向けのレストランに何度も行っての、平均200円。地元の人と同じものを食べれば、一食100円ぐらいで過ごすことも可能。
宿泊
首都アンタナナリボにあるMadagascar Undergroundで5泊と、バオバブ街道とキリンディ森林保護区の近くの町モロンダバ(Morondava)にあるTrecicogneで2泊の合計7泊。
- Madagascar Underground:プライベートの部屋で26,000アリアリ / 人 / 泊 *2人旅の場合、相部屋のベッド2つよりもプライベートの部屋の方が安かった。
- Trecicogne:プライベートの部屋で13,000アリアリ / 人 / 泊 *15,000アリアリから交渉して下げてもらった。
交通
- 空港からMadagascar Undergroundまでのバス:10,000アリアリ / 人
- Madagascar Undergroundから長距離バス乗り場までのタクシー:12,000アリアリ *要交渉
- 長距離バス乗り場からアンタナナリボまでのバス:400アリアリ / 人
- Madagascar Undergroundから長距離バス乗り場までのタクシー:13,000アリアリ *要交渉
- アンタナナリボからモロンダバの長距離バス:44,000アリアリ / 人 *交渉可
- モロンダバでのバイクタクシー:1,500アリアリ *要交渉
- Trecicogneからモロンダバの長距離バス乗り場までのバイクタクシー(荷物有):2,000アリアリ *要交渉
- モロンダバからアンタナナリボの長距離バス:35,000アリアリ / 人 *交渉可
- 長距離バス乗り場からMadagascar Undergroundまでのタクシー:20,000アリアリ *要交渉
- Madagascar Undergroundから空港までのバス:10,000アリアリ / 人
空港とアンタナナリボ間のバス以外は基本値段交渉可能。または値段交渉が必要。
長距離バスも値段交渉可能だが、希望の日に希望の席を確保することを優先する方がいい。元の値段が1,500円弱なので、値切れても数百円ほど。運転席の後ろだと揺れも少なくスペースも広いので、長時間座っていても疲れにくい。
ちなみにモロンダバ行きがクリスマスを重なったため、バスの本数も少なく値段も少し高めだった。
ビザ
日本人とアメリカ人ともにアライバルビザが必要。
ビザ | 米ドル | ユーロ | アリアリ |
---|---|---|---|
30日まで | $30 | €27 | 80,000 |
60日まで | $40 | €35 | 100,000 |
90日まで | $50 | €45 | 140,000 |
着いた日の為替だと、アリアリでの支払いが一番安かったが、入国してからでないとATMがなかったので、米ドルで支払った。上の旅費のテーブルではUS$60の支払いをUS$1=3,334アリアリのレートで計算し直している。事前にアリアリが手に入るなら、ビザ費用も安く済ませることができる。
その他
Madagascar Undergroundで洗濯が必要だったので、10,000アリアリで洗濯してもらった。重さは関係なく1回あたりの料金。あとはバスの乗り降りの時に手伝ってくれた人にチッピをあげたり等。
まとめ
マダガスカルではバオバブ街道とキリンディ森林保護区が主な観光だった。もともとは長距離バスで他の町にも行く予定にしていた。しかし、長距離バスが思った以上に疲れたので、アンタナナリボに戻り、町を散策したり、美味しい食事を楽しんだりとのんびり時間を過ごした。
観光インフラさえ整えば、観光資源も美味しい食事もたくさんあってすぐに人気の観光国になると思う。冒険感漂うマダガスカルを安い値段で旅行できるうちに、行っておいて損はない。
首都のアンタナナリボでも、食費と宿泊費の合計で一日40,000アリアリ(=1,320円)ほどで過ごすことが可能。また20,000アリアリ(=660円)も出せば、おしゃれなレストランで美味しいディナーを食べることもできる。食べ物がメインの旅行をする場合は、ぜひマダガスカルも候補に入れてほしい。